少し困ったおじさん

遅くとも40歳ぐらいまでには自分の事業を起こそうなんて考え始め、 ついにその日が近づいてきてしまった人の話。

2016年11月

 パートの仕事や家事に加え、雪が降ってあわててタイヤ交換したり、子供の通院や授業参観、音楽会といった学校行事も重なりなかなか作業が進みません。一人の時間が欲しい加工作業は平日の昼にやるのですが、設計のための情報収集や設計作業は晩御飯が終わって家事がひと段落してからやっています。土日は極力家族で過ごすことにしていますが、夕方辺りから仕事のことが気になってしまいそろそろとフライング。サラリーマン時代は日曜の夕方と言えばサザエさんシンドロームが定番でしたが、最近はむしろ早く夜にならないかな、早く月曜日にならないかなと言った感じです。こんな楽しいこと、早くお金を稼いで、ちゃんとした仕事にしたい。こういう前向きなところが自営のいいところですよね。

samles

さて、先週は最終試作のつもりで材料を変えて3種類つくり評価したのですが、せっかくだからと少し機能を追加したくなり大幅仕様変更。もう一回試作することになってしまいました。今までやった評価が無駄になることはありませんが、スケジュール的には+1週間ちょっとの手戻り。早く商品を出したくて気持ちがはやりますが、だからと言って中途半端なものを出しても仕方なく、リリースまでに間に合ってよかったと前向きとらえてやるしかありません。週末に材料の手配をかけたので、週明けに試作&評価して、図面作成。翌週、加工業者に出して最終見積もり&量産GOサインといければいいですが。材料早くこないかな。今日は夜勤のパートが入っているので、それがなければ、手持ちの材料で形状だけでチェックしちゃうんですけどね。気がはやります。


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 いままでカテゴリの使い方が良くわからなくて適当に打っていたり、打たなくなったりしていたのですが、こうした日記的なものは時系列にした方がすっきりするかなと思い、右のように整理してみました。今後は、一年に一つ退職記念日にカテゴリを付け加えたり、退職並みに大きなイベントが起きたらはじめにのところに年代ごとのサマリみたいなものを追加していけばいいかなと思います。

それにしてもこうして自分で時系列で読み直してみると、更新が少ないとは言え日記も面白いものですね(自画自賛)。 なんとなくブログの方向性も自分の中で整理されてきた気がします。雰囲気的にこのブログ専用の記事は月2更新ぐらいになりそうな気がしていますが続けていきたいなと思っています。

 

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 件の温泉バイトは契約上、朝8時終わることになっているのですが、落ち葉の多い季節と言うこともあり玄関や付属のテニスコートの掃除などでなかなか定時に上がれず、+1時間ほどの残業になります。今後、更に雪の季節になるので残業時間はさらに伸びること必至。2時間前後の仮眠があるとはいえ、一晩まるまる働いたのにさらに肉体労働を追加と言うのはなかなか酷なものです。来年の春先に退職するつもりとは言え、気が重くなります。

ところがこの前上司と「なかなか時間通りに仕事を終わらせられないね」と言う話になった時に、「まぁ、良いじゃないか。サービス残業しろとかいうんじゃなく、ちゃんとお金払うんだからさ。」とかさらっと言うのです。

私は徹夜明けで疲れていたこともあってさすがにカチンと来て、「いや、申し訳ないけど、私の優先順位としては1番が妻の仕事、2番が私の事業、3番が家事で、パートの仕事は4番目、5番目なんですよ。だからこの仕事で1時間分の残業代いただいてもあんまりうれしくないんですよね。」と思わず真顔で言ってしまいました。一応、入社の面接ときから起業や妻の仕事、家事育児等の話はしていて、職場での雑談では私の事業の話も良くします。また、なにより、毎回、私は終業時刻に上がるための努力を真剣にしているのです。一瞬気まずい雰囲気になりましたが、仕事をする理由は人それぞれだよねと言う話に流れていきました。つくづく自分はサラリーマンは向かないし、上司も上司でいかにもサラリーマンだなと思いました。

言うまでもなく、残業代と言うのはご褒美でも何でもなく、契約外の労働を求めたことに対するペナルティです。金さえ払えば良いだろなどと言うのは開き直りもいいところ。言語道断です。

契約で終業時間を定めたのであれば、労使双方にそれを守る義務が発生します。私は遅刻しないで出社し、終業時刻をまもるべく集中して作業をしているのです。他方、突発的な対応ならともかく、残業が恒常的に発生するのであれば、使用者側として仕事量を減らす努力をするのは当然の義務です。厚切りジェンソンもツイートのネタにしてましたが、始業は分刻みで遅刻を取るくせに、就業は何時間も平気でずらす。毎日遅刻する社員がだらしのない社員であるならば、毎日残業を垂れ流す会社も同じくだらしのない会社です。

かつての私を含め、なぜ、日本人は当たり前のように残業するのでしょうか。仕事が終わらないと仲間に迷惑をかけたり、評価が下がるとみんな本気で思っています。でも、仕事が終わらないのは定時に終わる仕事の量になっているのか確かめずに仕事が割り振られているからであって、頑張ってないからじゃない。仮に仕事が終わらなかったとして、仕事を割り振った人間はなにか自ら責任を取るのか?確かにその上の上司からの評価は若干下がるのかもしれない、でもそんなのは責任を取るとは言わない。

一方、仕事の評価は契約内の労働で上げた成果に残業で上げた成果を加えた全仕事の評価で与えられます。これは一見当たり前のようにも見えますが、私たちは契約を前提とした近代国家に住んでいます。そこでの評価は明確な契約とその達成度に対して与えらるべきものです。契約内の労働では不十分で、契約外の労働も含めた評価で社員同士を比較し、査定を決めるとなると、契約をまもり、その範囲内でパフォーマンスを競う意味は失われます。

確かに仕事は受け持った本人にやり遂げる責任があります。しかし、その成果は自分だけでなく、上司の利益にもなります。仕事は少ないリソースで大きな成果を出すほど価値が高いとされ、その指導をしたとされる上司の利益も最大化されます。それには、できるだけたくさん仕事を詰め込んで、尻を叩くのが一番てっとりばやい。

契約外の労働を通じた仕事の成果を求めることは、すなわち契約外の利益を求めることであり、評価者と言う立場も利用していることからも、わいろの要求と変わりありません。部下の労働はサラリーとして上司に帰ってくるわけで、部下に契約以上の労働を求めるのも、直接、金品をたかるのも結果に差異はないのです。

もちろん、日常的な業務であるにもかかわらず、残業することを前提に計画を作り、上司からの仕事を受けることだって、わいろを渡して評価を上げるのと同じです。そのつもりはなくても、結果に差異はありません。

残業しないと会社がつぶれるからというのであれば、それは利益の対象が社内競争から、自分の明日の食い扶持にレベルダウンしたというだけで、契約外の部分で利益を確保していかないといけないという部分に変わりはないのです。

悲しいもので、たくさん残業して成果(わいろ)を献上すれば自分の評価が高まり、賄賂を渡すこと拒めば評価が下がります。能力の近い者同士で無秩序に競争させると、必ずわいろを渡す奴が出てきて、 競争に負けまいと皆わいろを渡さざるをえなくなります。

こうして契約として保護されるべき終業時刻はわいろとして、時に強権的に、時に自発的に供出されます。
日本人が残業を多くするのは、おおむねこの構造ではないかと思うのです。



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 前回ふれたとおり、ぼちぼち製品開発を進めています。
図面を書いたり、部材の調達方法や製造方法を検討したり、材料や加工の業者に問い合わせたり、なんだか仕事っぽくなってきました。2回ほど試作をしてほぼ形が決まってきたので月内に量産設備での試作を行い、年内にヤフオクで販売開始してみたいなと思っています。

sample

近所に金型を作っている工場があり、そこによくアドバイスをもらいに行くのですが、出来上がった試作品をもっていったら売り物になりそうじゃないかと褒めてもらいました。ただ、量産を自宅の機械でやった方が利益は確保しやすいのですが、工作機械も私の体も一つしかないのでそれをやってしまうと次の商品の開発や試作が滞ってしまいます。一方、ヤフオクで転売していたころの経験からすると安定した売り上げを出すには、商品を少なくとも20~30アイテムはそろえる必要がありそうです。小規模な会社としては目先の利益もかなり大事なのでなかなか悩ましいところですが、生活の節約を含めここはぐっとこらえ、利益を削ってでもアイテム数を増やしていくべきと言うのが当面の戦略です。
 
ちなみにブランド名は小倉自転車。と言っても誰も知らないので製品にURLを刻印しようと思っています。が、肝心の小倉自転車のサイトはほぼ開店休業状態。こちらも何とかしないといけません。来週、材料を決めるための最後の試作をするので、それが済んだら加工業者と量産打ち合わせをしつつ、月内にサイトの作り直しをしようと思っています。家事もアルバイトもあるので、会社員時代より忙しいかもしれません。なんだかセミリタイヤカテゴリにあるまじき状態ですが、基本好きな事やってるだけなので致し方なしですね。がんばります。



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